BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

大きなスプーンで

サラリーマン時代、機械メーカーに勤めていたことがあります。


その頃私は広島に住んでいました。

営業マンだったのですが、鳥取県島根県を担当地域にしていたことがあります。



ある日、境港にある蟹の加工食品工場に出向きました。

販売した食品加工用機械を納入・設置するためです。



その機器の用途は…

蟹ミソの加熱及び殺菌処理です。



工場内には、おびただしい数の



蟹!蟹!蟹!



実は私は蟹が大好物です!

もう工場に入る前から


テンション上がりまくってます!!!!


もしかしたら、工場の人から…

「これ、お土産にどうぞ。」


って、

蟹もらったらどうしよう!



すっごく不純な願望を胸に秘めて訪問しました…。



工場の担当者の方はとても気さくで感じのよい人でした。

そして、販売した機器もたいそう気に入ってもらい、始終和やかな雰囲気。


「しめしめ...。」


これは『お土産もありえる』って感じです…。




ところが!

私の期待をはるかに超える


サプライズが起こったのです!!!!


工場の担当者の方が、

「こんな風に出来上がりましたよ。」


と言って、

でっかいステンレスの鍋にたっぷり入った

蟹ミソを持ってきたのです!!!!


「どうぞ味見してください。」

どっひゃぁ〜!!!! (私の心の中)


ざっと見て、10kg以上はあります。

普通ならそんな量の蟹ミソ見ることないですよね。


どうやって味見するのかな?

って思ってたら…工場のお方は…おもむろに…


大きなスプーンを手渡してくれました。


えっ!


ダイレクトにいっちゃっていいんですか?


私も男に生まれた限りは、

少しは胆の太い所を見せなくてはなりません…。


思い切ってスプーン山盛りすくい上げ、一気に口に運びました。


「うっ旨い!!!!」

聞いたところ、添加物など一切入っていない状態だそうです。


それだけで十分満足なんですが…あろうことか…


「もういいのですか?好きなだけどうぞ。」

しかし、スプーンは私の口に一度入ったわけですから…そのことを言うと…。


「気にしないでください。これは機械のテスト用で売り物にしませんから。」

ということでした。



ということで、遠慮なく、やっぱり

胆の太い所を改めて証明するため…


そのでっかいスプーンで

なんと15杯!!!!


500cc近くいただきました。

さすがに、あとでちょっと気分が…。


後にも先にも、あんなに蟹ミソ食べたことはありません。

普通に考えたら当たり前なんですけどね…。



でもどうなんだろう?

もう、10年以上前の話なんですが…。

金額にすれば…どのくらいなんだろう…。


その後に、脚の身もいただいちゃいました。


山陰はいいな〜。

境港!


ブラボ〜ッ!!!!