器−2
さてさて...
本社貿易部からの信じられない緊急連絡とは...?
『%$#¥@W』
とは何だったのか...?
まあ、だいたいこんな展開ですから...
営業経験者なら想像つくでしょう。
そう...
それは...
発注トラブルですっ!!!!
客先は2基発注していたのに、
本社貿易部はドイツの企業に対し、
1基しか手配していなかった訳ですっ!!!!
もちろんマスターEはミスしてません。
本社のチョンボでしたっ!!!!
そこで、おさらいです。
約束の納期までは...
あと約1カ月。
ですが、追加でもう1基となると...
3ヶ月が必要ですっ!
そう...約束の納期に...
2ヶ月も遅れてしまいますっ!!!!
昨日も書きましたが、
大きな工場の製造ラインで使用する機械です。
しかもかなり重要な工程に必要な機械です。
工場のスタッフは、
マスターEの会社の納入に合わせて、
工場内の機械設置や配管という、
多数の会社や人員のスケジュールを立てているわけです。
そして、もちろん...。
その後、
工場で作られる製品の、
生産計画予定も考えられているわけですっ!!!!
「...。」
あと1カ月というタイミングで...
「申し訳ございません。あと2カ月待ってください。」
っていう事は...
企業 対 企業
としては...
あり得ない
大問題なのですよ〜っ!!!!
大きな工場の生産計画に支障を与える...。
しかも2ヶ月間...。
学生さんや主婦にはわかりにくいかもしれませんが、
例えばトヨタの工場が2ヶ月間稼動できなかったとします。
車が『○十万台』作れなかったとします。
トヨタにとっては大損害ですよね...。
その責任って...
誰が取るんでしょうかね...。
もちろんそれとはレベルが全然違いますが、
マスターEの会社は...
そういう事態を招くくらいのミスをしたのです...。
もし...
損害賠償を求められたら...
マスターEの会社...
ど〜なってしまうのでしょうかっ!!!!
とにかく...
もうどう考えたところで、
言い訳のできる問題じゃございませんっ!!!!
ですが...
仕方がありません...。
マスターE...
とりあえず...
工場の担当者(課長さん)に電話をかけます...。
「...。」
果てしなく気まずい...
どうなってしまうんだろう...
先方の課長さんが電話口に出ました。
そして...マスターE...
発注ミスを伝えます...。
すると課長さんが言いました。
「$#%#&で〜っ!!!!」
つづく...