ジェネリックで...
2〜3年前からかな?
TVなどを通じて『ジェネリック医薬品』のことが言われるようになりました。
メーカー名は違うものの、薬効が同じ薬が安価であるのは大変結構なことです。
先ほどもTVコマーシャルで、
「 『ジェネリックで。』
と病院の窓口で言ってください。」
...一見患者思いの優しさ溢れたコマーシャルに思えます...。
でも私はとても不愉快な気分になります...。
その理由は...
『ジェネリック』という名前
まず、『ジェネリック』ってどうしてその呼び名なのか?
おじいちゃん、おばあちゃんにはとても言いにくい言葉です。
年配者は義務教育の段階では英語に親しんでいないため外来語の発音にはとても苦労している。
例えば "ソフトウェア” をどうしても ”ソフトウエア”
”ファウル” を ”ハール” といった感じです。
もちろん個人差があるので問題ない方もおられるがそうでない方も多いでしょう。
そういう世代の人間にとっては『ジェネリック』と言う単語を記憶することすら大変です。その上、上手く発音できないことで消極的になり、安い薬があることを知っていながらも結局はそのままになってしまうことは多々あるでしょう。
それに、年配者だけでなく、日本人は保守的で人目を気にする傾向があるため、『例えジェネリック』を知っていても多くの人がいる病院の待合室で
ジェネリックで!
なんて言えない人が多いのは明らかですよ。
もっと関係者は、
いくら『高機能の物』や『利用価値のあるシステム』を作ったところで、
『利用者の使い勝手』が悪ければ意味がない!
ということを知らなければならないと思います。
患者から申し出るのではなくて、
『病院・医院の方から聞いてあげる』
『患者にアンケートなどで希望を聞く』
など『患者の身になったやりかた』を実行しなければならないのではないでしょうか?
...と書いているうちに、
『ジェネリック』をyahooで検索してみました。
すると
『日本ジェネリック研究会』なる団体がHP作ってました。
またまた、すると...
『ジェネリック医薬品お願いカード』
なる「ジェネリックを処方してください。」の意思を伝える提示カードがwebから手に入る(プリントアウトする)を配布していることもわかりました。
http://www.generic.gr.jp/ こちらです。
ちゃんといろいろやってるんじゃないですか!
ということは、広報の仕方が悪いと言うことなんですね!
おそらく厚生労働省の役人や政治家、医師会、大手医薬品メーカーなどの様々なプレッシャーを受けてるんでしょうね...。
頑張ってもらいたいものです...。
TVコマーシャルしているメーカーは自社の名前を言う前に、『ジェネリック医薬品お願いカード』の
存在や入手方法を告知すべきだ!!!!
と思います。
お願いしますよ...。
国民健康保険...高くて困ってるんですから!