BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

夕陽

もう一年以上...ん〜...一年半くらいかな...?

縁蛸が開店してから、ずぅーっと空き地だったマクドナルドの北隣りの場所にライオンズマンションが建設されたのは...。

今では、そのマンションに住人には縁蛸の常連様もいらっしゃって、それはそれで非常にありがたいことです。

気持ちよくお付き合いのできる明るく魅力あるお客様です。

ホントホントありがたい。




でも実はちょっと残念なことがあるのです...。




縁蛸はご存知の通り、平日は5時、土日祝は3時からの営業です。
お店の窓からは西の空が見えます。

夏から秋はとても綺麗な夕焼け。

そして冬と春には『チューブから出たばっかりのオレンジ色の水彩絵の具に強い光が当たったような』そんな色の夕陽を見ることができました。

お客様がおられない暇な夕刻は、寒いのも気にせず店の前に出てじっくり見ていました。
まっちゃんと2人で、「キレイね!ほんとにキレイね...。」と言いながらそのときばかりは『お客さん今だけは来なくてもいいですよ...』と思いながら見てました。

普段の生活の中、身近な場所と時間に感動するものが溢れていると思いました。

都会暮らしの人は、旅先の風景に自然の美しさを求めることが傾向としてあると思います。
それはそれで当たり前のことで、もちろん私にもそれはありました。

特に夕陽については、サラリーマンをしていると会社の中にいる間には、とっくに沈んでしまっているものですから仕方がありません。
また、仮にその時間に外に居ても、空はビルに遮られています。

私も、身近なところで美しい夕陽を見ることができると気付いたのは、今の場所に店を構えてからのことでした。

特に寒い冬は『紅い太陽』に対する想いが特別です。
また、私が朝に寝て、午後に起床する生活ですので、なおさら陽の光に執着があるのかもしれません...。


ところが、マンションの建設が始まってから2度迎えた冬、その夕陽を見ることができなくなってしまいました。



とってもとっても大切だった、あの時間と風景そして気持ちが戻ってこないのは、

仕方が無いけど...悲しいことですね...。