BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

鉄板神−2

おおおおおーっ!!!!







なんかよくわからないが、


とにかく




テレビ出演の話












縁蛸にとって...テレビ...とは...



この上ないものっ!!!!








マスターE、


ちょっとドキドキしながら電話の対応を続けます...。
















それで先方の話ですが...





9月にゴールデンタイムに2時間特番で『鉄板神』という番組を予定しています。

これは『鉄板料理』のプロを集めて "NO.1" を決定するものです。

よろしければその番組に出演していただけないでしょうか?




というものでした。

































「...。」




























































「えっ!」

「なんですって...?」



















あんりにも話が大き過ぎて、


マスターE...





一体何が起こったのか理解できません...。



















ですから、まったく『素』の状態でもう一度聞きます。



「すいません...よく...わからないんですが...。

もう少し詳しくお願いします。」







すると、


お好み焼・たこやき・やきそば・餃子・ステーキなどの『鉄板調理人』を集めて、各料理ごとに勝ち抜け方式で最終的に優勝者を決めるというものです。」





そこでマスターE...


「ああ、なるほど...。でも『勝ち抜け』とおっしゃいますが、『たこ(味)やき』を何度焼くんですか?」




そう聞くと...



「あっいえ。『たこやき』は一度だけです。それぞれの料理を一度づつ作っていただきます。」



















「...。」




















えっ...!!!!

どういうこと...?



















マスターE...


そこで『はっ!』と気付きます。


そして、確認します。







「ってことは...『たこ(味)やき』だけでなくて、『餃子』や『ステーキ』も...作るってことなんですか?」










すると、



「はい、そうです。それで最後に残った方が優勝者、

『鉄板神』

になる訳です。」






















「...。」





























なんじゃ!

そりゃぁーっ!!!!




















マスターEは...


てっきり、それぞれの料理のNO.1を決めるのだと思っていました。


たこやきならたこやき料理人の優勝者。


お好み焼お好み焼料理人の優勝者。


餃子なら餃子と...。







でも、この番組だと、








それぞれの料理人を...










ごっちゃ混ぜっ!!!!

















ってことはですよ。





マスターEに...




餃子作れってことですよーっ!!!!





そんなん作ったことないのに...しかも...







テレビ番組で...。








ありえへ〜んっ!!!!












そんなん、普通の主婦が作った餃子のほうが、



ずっといいもん作りますよっ!!!!








専門外とはいえ、


仮にも『プロ』として生活しているマスターEが、


テレビの前で...つまり...


全国放送の視聴者の前で、


料理で恥をさらすことは、



あってはならんことですっ!!!!







もしそうなれば...


店の存続に係わりますっ!!!!




















そりゃあね...



確かにそれぞれの料理人は、




それぞれの分野においては、




プロ


ですが...。











他の料理なんか...




無関係でんがな〜っ!!!!









鉄板関係やからって...



それだけの共通点で...








そんなん言うたら...



料理人に『専門』ってのが...





無くなってまうやんかいさーっ!!!!























例えば蕎麦職人に、


同じ麺料理やからっていう理由で...




「スパゲッティーで勝負せいーっ!!!!」



って言うてるようなもんです...。









しかもそのメンバーは、他にも...


がいたりするわけです...。












もう...ほんま...メチャクチャ過ぎて...



なんと言ったらよいのやら...。





































なので、マスターE、





とりあえず、








「少し考える時間をください。」





と言って、電話を切りました...。



また念のため、その企画書をfaxしてもらいます。






















なんなんやろ...これ...。










つづく...