隊長?
第二小隊の生き残り7名の命は、
まさに風前の灯であった...。
しかし吹雪が止まない...
いかに訓練を積み重ねた男たちとは言え、
寒さと空腹、
追手が迫っているという状況。
肉体も精神も疲弊し切っていた...。
だがしかし...
手元にある地図によると、
あと2km進めば本体と合流できる。
そこには食料も毛布も、
なにより安全と安心がある...。
その希望だけが彼らの足を動かしていた。
だが...
運命は彼らに試練を与えた...。
"地図には載っていない分岐点"
7名は足を止める。
というのも、
数時間前の戦闘により、
GPSをはじめ通信機器等も失われていた。
頼りはたった一枚の地図だけだった...。
【若い隊員の小西が言いだした】
「私は田舎の山育ちです。私の経験から言わせていただくと左です。道幅は確かに右の方がありますが木の並びが粗い。」
【水森もそれにつづく】
「私も左だと思います。あと2kmというところで、上り道は変です。」
【そこで隊長の江端】
「お前たちの言うことに客観性は認められない。我々の手にある真実はこの地図だけだ。今まで我々の進んで来たポイントはすべてチェックできた。だとすると次に通過すべきポイントに進むにはどう見ても西。つまり右に折れると考えて間違いない。」
【小西が食い下がる】
「隊長!私は若輩者ですが山に関してはこの中で一番よく知っているつもりです。お願いします。私を信じてください。」
すると他の隊員たちも小西の意見を信用し始めた。
それは普段自分の意見を押し通すような男ではなかったからだった。
【しかし隊長の江端】
「だめだ!右に進む。」
【小西】
「隊長!お願いします。もう一度お考えください。」
【隊長:江端】
「いい加減にしろ小西!お前は俺の判断が間違いだとでも言いたいのか!」
【小西】
「...。」
こうして小西の進言も虚しく、結局右のルートを進むことになった。
ところが、
最初は歩きやすかった道も、
進むにつれ険しくなった。
小西も...それ以外の隊員も道を引き返すことを進言するが...
隊長の江端は頑として聞かなかった...。
そして...
7名の隊員は全員...
命を落した...。
隊長が悪い...。
隊長が悪い...。
隊長が悪い...?
「...。」
んっ!!!!????
体調が...
悪い...。
っと言うことで...
マスターEは月曜日から体調を崩しておりまして...
(実は日曜日から)
火曜日は臨時休業の予定です...。
申し訳ございません。