BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

『課長補佐代理心得』

課長バカ一代

野中英次という漫画家の作品である。

一目タイトルを見ただけで、利口な人とは無関係なものと容易に想像できる。

果たして実際は...


まったくその通りである!

彼の作品で結構知られるのが『魁!!クロマティ高校』という作品であるが、映画化までされているのだからたいしたものだ。

だがしかし、その内容たるや...想像を絶する程に...


ベタで

ナンセンスで

アホっぽい。

しかも、劇画調のタッチで人物が描かれている。



通常、ギャグもののテレビ番組や漫画などというものにあまり関心を持たない、まっちゃんでさえ、この漫画のあまりのバカさかげんにはまってしまい、

「ふっふっふ...。」

と思わず声に出している始末。


げに恐ろしや、野中英次...




ところで、この『課長バカ一代』の主人公の役職は

課長補佐代理心得


となっている。

実際にはそこまで回りくどい役職の人はいないと思われるが、

会社員を経験している社会人には

ちょっと思う所があるかもしれない...。


学生諸君には 「まさか!」 と思うだろうが、

実際、『心得』なんて役職は実社会で存在するのですよ!!!!

  • 『次長心得』
  • 『課長代行』
  • 『係長待遇』


私も始めてその役職を持った人に出会った時は...

「えっ! 何コレ!?」

って思ったものです。


だから『課長補佐代理心得』ってのはナンセンスでも、

現実には、それに近いものが

実在するんですよ!!!!

  • ライバルに遅れを取って
  • 特に能力があるわけでもなく
  • それでも長年会社に居るし
  • 部下もいないのに
  • 「とりあえず、何か役職を与えておこうか。」と

そういう理由でゲットした数多の役職


そういう

『お偉い様方』

を何人も見てきたサラリーマンからすると、

なんとなく横隔膜が小刻みに震えてしまうような役職なのである。

「あのおっさんと大して違わない...!」

って思いながら...。


P.S. もちろんそういう役職者で本当に責任感のある、立派なお方もおられます。