大阪での不幸 -4
なんだか裏切られた気分です。
確かに銅のマグカップは金属製ですが、
製品としての分類は食器です。
それでも食器の専門店かぁーっ!!!!
まぁでも...
文句をタレても仕方ありません。
当初当てにしていなかった金物屋さんに入ります。
ここで余談。
金物屋さんと言ってもレベルが違います。
大きなお店だと従業員が10〜20人くらいが店の中を走り回っています。
10円単位の小さなものから、数十万円するような調理機器まで、
その品数はおそらく万単位でしょう。
大きな店で、
あるかないかわからないアイテムを探すわけです。
自分で見つけるのは大変です。
だからてっとり早く店員さんに聞きました。
「こちらです。」
っとしめされた場所には確かに銅のマグ。
んっ?
アレッ!
「...。」
さっきの食器屋さんと...
同じものやんかいさーっ!!!!
すかさずマスターEはダメモトで質問します。
「他のデザインのものはありませんか?」
「はい、ここにあるだけです。」
「...。」
な...なんじゃ...いっ...いったい...。
項垂(うなだ)れて店を出るマスターE。
精神的なダメージを感じていましたが...
追い討ちをかけるように、
黒い影が迫っていました...。
つづく...