凹む検査-3
「ピーッ!」
さぁ、90分の孤独な戦いの始まりです。
マスターEの腕時計はタイマー機能があったので、
10分間隔でアラーム音が出るように設定します。
部屋においてあった雑誌を見るマスターE...。
すると...時計が...
「ピピピピピピッ!」
コップに下剤を入れ、
口に流し込みます。
「...。」
アレッ!
何かさっき(一度目)よりちょっと飲み辛いかな...?
でも、特に問題なし。
飲み干して、
また次の時間を待ちます。
そしてまた、部屋においてあった雑誌を見るマスターE...。
すると...
「ピピピピピピッ!」
よし!3度目。
コップに下剤を注ぎ、
ゴクゴク、ゴックンッ。
「...。」
アレッ!
確実に飲み辛くなってる...。
それになんかちょっと気持ち悪いし...。
昨日も書いたとおり、
昨夜から食事もとらず、
ほとんど水分をも身体に入れなかったため、
例え下剤とは言え、
水分を身体が気持ちよく受け入れていたわけです。
しかし、一杯・二杯と飲んでいくうちに、
最初はスイスイ喉を通過した液体が、
めっちゃ飲み辛いものであったことを認識させられますっ!!!!
その下剤を飲んだ時の感覚は...
- 『サラッ』としてなくて...重い感じ...喉に引っ掛かるような...。
- 妙な甘み...しかも飲んだ後も口中に残る嫌な後味。
- 夏場なのに冷やしていないので、すごく生ぬるい。
もう、とにかく...
気持ち悪いっ!!!!
身体が素直に受け入れない...。
吐き気が誘発される...。
その後、10分間で何とか飲むものの、
回を追う度に気持ちが凹んでいくのがはっきりわかります。
5回目くらいになると、
飲んでいる最中に...
明らかに身体が拒絶しているのがわかります。
まあ、とにかく喉を通らない...
通したくない感じです。
でもまだ...半分しか飲んでいません。
あと半分とはいっても、
現段階で...
かなりのダメージッ!!!!
既に凹んでいますっ!!!!
6回目だと、
もう吐き気がします。
無理やりにでも飲み込みますが、
「オエッ。」
っと自然に身体が反応します。
もう...次の10分が来るのが...
憂鬱で仕方ありませんっ!!!!
そして、7回目が終了。
すると...
マスターEの身体に異変が...。
「ああっ...こ...これはっ!!!!」
つづく...