BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

痛みに耐える

昨夜は『耳かき』についての


愚か者の話でしたが、


今夜は『髭(ひげ)』についての愚かな話をします。






8・9年前のこと。


サラリーマンであったマスターE。


毎朝電気カミソリで、


ブーンっと髭を剃ります。


時間がないので、


日によっては適当に...。





すると会社に行って洗面所で見れば、


剃り残しがあったりします。


特に顎から首にかけて、また、


唇のすぐ近くによくありました。





そうすると、なにかと用意のいいマスターE。


ちゃんと会社にも電気カミソリを用意していましたので、


しっかりフォロー。


身だしなみはキッチリ!


営業マンの基本を守ります。










といった具合で、


女性の化粧ほどではないものの、


男性の『髭剃り』ってやつは、


それはそれで面倒なものです。

















んでっ。


ある夜のことでした...。






自宅で鏡を見たマスターE。


しょっちゅう電気カミソリで『剃り残し』をしている


その鬱陶しい髭をじっと見つめているうちに...。







抜いてまえっ!!!!


っと、


ふと思いました。





そうと決まれば、


さっそく実行!




『毛抜き』がなかったので、


ピンチヒッター『ピンセット』。







鏡を見ながら、


「ピッ!」





それは一本だけやけに喉に近かったものだったので、


かなりスッキリしたように思えました。








すると人間の行動は面白いものです。


それだけでは止まりません。





もうちょっと抜こかっ...!






喉に近いものから顎に向かって、


一本づつ丁寧に抜いていきます。




するとどうでしょう...?


左寄りのものを抜くと、


なんか右の方が多く感じる...


そして右を抜くと...


今度は左が多く感じる...。





それをどんどん繰り返していくと、


顎の髭は、


なんか不自然に残ってしまう。



こギレイなんだけど...


なんか変...!








だったら!


顎の髭...


全部抜いてもたれーっ!!!!





































実は、この段階で...


もう後戻りできない領域に入ってしまっていたのです...。





























やがて顎鬚は全部なくなりました。


その顎を見れば...





めちゃくちゃスッキリしてますっ!







まさにツルツル・スベスベ!








髭がないと...

これほど変わるもんか〜っ!


















「...。」



















こうなると、


もう後に戻るのは不可能です...。







顎の次は...





鼻の下エリアに突入でっすっ!!!!



















「...。」








とうとう、禁断のエリアに入ってしまいました。























実はお気付きの方もおられるでしょうが、


『髭を抜く』という作業...

結構痛みを伴いますっ!









それでも顎までは、


言うほど大した『痛み』ではありません...。











しかし...


しか〜しっ!!!!











鼻の下エリアは...




ずっごぐ...



痛いやんけーっ!!!!

  • 特に唇の近く
  • 鼻の穴近く
  • 真ん中辺り





そう、つまり...


柔らかい皮膚の髭を抜くのは...


そうでない場所の...


数倍痛いーっ!!!!








しかもね〜っ。





太い髭より、


細い髭のほうが痛いのよ...。





もうマスターE...


完全な涙顔...。





何をやってんねん...オレ...。





ホントに後悔しました...。














でもねっ!


嬉しいこともありました...。




どちらかと言うと太い髭のケースが多かったですが、




抜いた時に、



「キュッ!」


って音が...



聞こえるのですよっ!!!!










それがもう、



嬉しくてっ!!!!
楽しくてっ!!!!









なんでそう思ったかは未だに謎ですが、


とにかく面白かったのですよ。






でも、太い髭を抜くと、


毛穴から血が出てくることもしばしば...。









  • 痛いわ
  • 血がでるわ





アホの行動はまったく理解不能としか、


いいようがありませんねぇ〜っ。





















それはそうと、


とにかくひたすら抜いていきます。


「ぃひっ!」


っとか声に出しながら(痛いから出てしまう)、



一本づつ抜いていきます。








ところで当然、


髭の本数は結構あります。






一本抜くたびに発生する痛みが和らぐ時間は


そんなにかけてられません。





「ぃひっ!」

「ぃひっ!」

「ぃひっ!」



っと痛みが繰り返されます。















そして、その痛みが頂点に達したのは...


ちょうど鼻の下右半分の髭を抜いた頃でした。










マスターE...。




顔は赤く
目は腫れ上がり
涙はたっぷり目に溜まった状態







優しい女性がその顔を見たら、




「まあ、何があったの...?」


と言いながら、


マスターEをその胸に優しく包んでしまうでしょう...。















しか〜しっ!



その理由は、



髭抜いて痛いからっ!!!!




しかも左半分が残ってます...。












まるで3流コメディアンのコントのメイクですよっ!!!!





















とにかく、


この状態で止めるわけにはいきません。





数分の休憩をとり、


マスターEは目標に向かって突き進みます。








再び襲いかかる、


痛み
出血
情けない気持ち

キュッ



「ぃひっ!」

キュッ



「ぃひっ!」













「...。」





















そして、


その悪魔の作業は終了しました...。












辛かった〜っ。























でも、その代償は、





ツルツルの肌...





7〜8歳若返った、







美しいマスターEでしたーっ!!!!










ブラボーッ!!!!