BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

縁蛸マスター初出演−2

「キノコの王様は松茸じゃない。トリュフだよ!」

なんてグルメぶっている融通の利かない人がいたら、

「フランス人や!」と思うのは、


私だけでしょうか?

説明は不要ですよね...。


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さてさて続編です。

NHKのニュース番組中の特集に出演することになった

縁蛸のマスター” こと私はどうなったのでしょうか?




出演交渉の電話があってから、5日後くらいだったでしょうか...。

その日がやってきました。

既に私は有給休暇の消化のため会社には出勤していませんでした。

暑い平日でした。


撮影スタッフが車で迎えに来ます。

また、出発前には、まず私のマンションでインタビューを受けることになっていました。


別に台本は無く、フリートーク的に進んでいきます。

もちろんカメラも回っていました。

NHKのディレクターはやたらと、

話をリストラに絡めてきます!

昨日の日記に書いたとおり、私は自己都合で会社を辞めたのですが、

時代は企業による『大リストラ時代』。


一方的に会社からリストラを宣告された

かわいそうなサラリーマン

が各メディアで問題視されている時代でした。


このNHKのディレクターは私を、そのような

悲運のサラリーマン

に仕立てたかったのでしょう。

フリートークだったのですが、後で都合のいいところだけで編集することはわかっていました。



インタビューが終わって次は大阪市内のとある商店街に向かいます。

私はそのまま出かけようとすると...彼(ディレクター)は言いました。


「スーツ姿でお願いできませんか。」


私は思わず答えました。

「このままじゃ駄目ですか?」

当時は私は36歳。どちらかというと原色系の明るい服装が好きです。



NHK:「何とかスーツでお願いしますよ。」

私:「でも夏のスーツはクリーニングに出してしまって、冬用しかないんです。」
  (嘘でしたけどね、スーツ着たくなかったし)

NHK:「では上着を着なくて、腕に掛けていただくだけでも...。」



仕方が無いので綿パンに白のカジュアルシャツ、腕にはスーツで出かけましたよ...。

脱サラした男が会社を立ち上げるならわかりますが、タコヤキ屋を開業するのに

何でスーツ姿やねん!!!!

と思いましたよ。

後でわかったのですが、私ともう一人出演するらしく、その人が大学を出て就職せずに開業する予定の

若い兄ちゃん

だったので、私と対照的にしたかったみたいです。


何じゃそりゃぁ!!!!



ものすっごく

アホらしくなってきました...


もう一言...言わしてください...


脱サラした30代の男が、プライベート行事以外で、どこ行くにもスーツ着ると思ったら

大間違いやぞーっ!!!!



初めてテレビに映るのに、自分の着たい服も着れずに、センスの欠片も無い

アンバランスなオッサンファッション...。


ちょっと凹んでしまいましたよ...。




ともあれ、商店街に出発です。



その道中、またまたNHKは私に驚きの要求をしてきたのです!

「どぅうぇ〜!」

一体マスターはどうなってしまうのでしょうか?



またまた...つづく...