沈む薄紅満月
昨夜も今夜も満月。
今は(午前3時頃)ちょっと雲に遮られていますが、昨夜はとても綺麗な月空でした。
ついつい寒空の中、時間を忘れて月を見てました。
実は私は月に限らず、星空を双眼鏡で見るのが好きで、車にも常時積んでいます。
街灯のない田舎道を深夜に車を走らせていると、ついつい車を止めて星空ウォッチングに興じてしまいます。
んっ...何故そんな時間に田舎道を?って思いましたか?
店の経営をする前はサラリーマンでしたが、週末には釣りに行くことも多かったのです。夜釣りもあれば、朝早くからの場合もありました。
特に博多や広島に住んでいる時は、山間部や海浜部では灯りのほとんどない地域もありましたから、双眼鏡なしでも空いっぱいの星を見ることができました。
ちなみに、私のお奨めする空のエリアはオリオン座の中央の3つの星のあたりです。
広い広い空ですが、星の密集しているところとそうでないところがあるんですよ。双眼鏡で見ると、オリオンの中心付近は想像できない程、星々の密集地(空)帯です。
機会があったら是非見てください。とっても綺麗ですよ。
ところで、話を月に戻しますが...。
皆さんは朝靄(あさもや)の中、西の稜線に溶け込みながら沈む満月を見たことがありますか?
昨日の朝6時半くらいかな...?普段なかなか見ることができないのですが、昨日の朝は正にそうでした。
沈むのは太陽だけじゃないんですよ!
また、月も太陽と同じように西の空に傾くと、その色は白からだんだん赤く変わります。しかし太陽と違い月は自らが光を発していませんから、なんともいえない淡い色合いになります。
昨日の場合は、肌色が控えめなパステル調になったような、そんな色でした...。
その日の天気や朝靄のレベルなんかで変化するものですから、まったく同じ色の月を見ることはほとんど無理だと思います。
夕焼けや、夕陽とは違った、身近な空の水彩画はなかなかのものですよ...!
もし早起きすることがあったら、西の空の沈む薄紅満月を見るのも、ちょっと得した時間になるでしょう。