リメイク
昔懐かしのアニメ、
『ヤッターマン』
リメイクというか何というか...
いろいろ言われていますねぇ...。
実はマスターEなんかは、
モロにその時代の年代(世代)です。
それも、
完全なガキンチョの年齢ではなく、
中高生くらいだったものですから、
ある程度冷静な目で見る
っということが可能でした。
つまり制作者の思惑なんかがちょっとわかるわけです。
そして、2008年になり、
リメイク版の放送が2回あったわけですが。
やっぱり違和感を感じてしまう部分が、
数箇所ありますっ!
まず1つ。
主人公の2人の無駄な登場シーンが多すぎる。
これはヤッターマンに変身する前での登場シーンのことです。
そのせいで、必要以上にキャラクターの性格や癖を演出してしまうので、
以前の『単純明快さ』が面白かったストーリー展開にブレーキがかかる。
だから、見ていて、なんだか...
『かったるい』感じがするっ!
このアニメの場合、
前半2/3はドロンボーのシーンだけで、
対決シーンだけヤッターマンが登場するくらいがいい。
そして、ヤッターマンの日常の姿などは、
基本的に出さなくてもいいっ!
そう思うのであります。
そして2つめ。
ドロンジョの『お色気』を強調しすぎっ!
これは言うまでもないでしょう。
特にそういう必要のあるシーンならともかく、
『ドロンジョのHなシーンがあればウケる』
とでも思ってるのだろうか?
そこは上手にやらないと、
『安っぽい』感が否めないっ!
そして3つめ。
間が悪いっ!
このアニメの重要な見せ場の一つに、
『お決まりギャグ』
があります。
代表的なものが、
「豚もおだてりゃ木に登る。」
っというもの。
ストーリーにはまったく関係ないですが、
お決まりのタイミングで、
お決まりのギャグが炸裂する。
これは吉本新喜劇と同じ手法と言ってもいいでしょう。
ところが...
この『必殺ギャグ』であるはずのものが、
間が悪いために...
まったく活きていないっ!!!!
昔のアニメでのときは...
メカのダッシュボード(のような場所)から突然、
椰子の木が現れ、
そこに豚のロボットが登りだす。
その間、ドロンジョたちは虚をつかれてそれをジッと見ています。
息もひそめます。
豚はトコトコと木の上部に登りつめ、
登りつめたところで、
「豚もおだてりゃ木に登る。」
っと言い、
その次の瞬間、
ドロンジョたちはズッコケます。
まさに吉本新喜劇。
この...
- 『豚が木を上る間息をひそめジッと見る』
- 『豚は木に登ってから決め台詞を言う』
- 『ズッコケる』
この間が大切なわけですっ!!!!
しかしリメイク版では、
豚が木を上りながらセリフが発せられています。
まさに...
台無しですっ!!!!
製作者の皆さん。
いろいろお考えでしょうが、
リメイクしたからといって...
無理やりイジらなくてもいいんじゃないでしょうか?
何故昔は人気が出たのか?
それをもっと分析した方がいいのではないでしょうかね?