鉄板神−4
企画そのものは、
すさまじいく安っぽいもの。
しかし縁蛸に失うのはない...
崖っぷち経営者
であるマスターEは...
フジTVのゴールデンタイム、
2時間スペシャル番組という...
キョーレツな麻薬
により、
出演を決心しましたっ!!!!
ということは、つまり...
今まで調理したことのない『餃子』や、
単に素人として焼いたことのある『お好み焼』を、
全国ネットのカメラの前で作るっ!
と言うことです。
これだけで...
いかに
マスターEが...いや...
縁蛸そのものが...ホンマに...
崖っぷちだったっ!!!!
って、ことがわかります。
ところで、決心したからには、
善は急げっ!
もちろん、テレビ製作会社の連絡先は聞いてましたから、
マスターEから電話をかけました。
この企画を聞いてから2日後のことでした...。
「もしもし、□□さんですか?」
「京都の縁蛸○○でございます。」「先日お電話いただいた『鉄板神』の出演依頼ですが、
よく考えた結果お受けしたいと思います。」
のわぁーっ!!!!
言ってしまいますたーっ!!!!
実は2日前に依頼されたときは、
出演を受けてくれる料理人がいなくて、
『困っている』
様子でした。
のでっ、
「ありがとうございますーっ!」
っという返事を予想していたのですが...
なんか様子が変です...。
「あっ...そうですか...ありがとうございます。ご協力いただきまして...。」
「実は、その後『出演したい』という方が大勢現れまして...その...
書類選考をさせていただくことになったんです。」「せっかくよいお返事をいただき恐縮ですが、書類選考にご参加いただけないでしょうか...。」
の...ぬわんじぉあとぉぉぉ〜っ!!!!
オドレらが頼んできて...
こっちが気持ちよ〜く受けてやったところで...
書類選考に参加してくださいやとーっ!!!!
けぇぇぇぇぇーっ!!!!
いちびりよってからにーっ!!!!
っと...
心の中でさんざん叫びましたが...
こうなってはどうしよーもありません...。
仕方がないので書類選考に参加することになりました。
...でも...やっぱり...
皆さん考えることは同じなんですね〜。
しかし、
faxで送られてきた書類選考用の用紙に書き込みながら、
もう出演はないな...。
と諦めていました...。
だってね...
そうなったら有名店や大手フランチャイズが選ばれるのは、
自明の理
ですからね...。
やっぱり...
世の中には...
甘いものより...
酸っぱいモノの方が多いんやねぇーっ!!!!
さて...書類選考の結果は...
どうなるんでしょうかね...。
つづく...