BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

カレーの成長

水曜日、久し振りにカレーを作った。


もちろん賄いである。





料理好きの私にとって、


カレーは複雑な心境になるメニューだ...。


と言うのも...。


以前まっちゃんに、



俺の作る物で何が一番気に入ってる?


と聞いたら。(店のメニューは別よ)



「ん〜、カレーかな。」


と答えられたことがある。




でも、私にしたら...



いくらアイディアを駆使して自分流の特徴を出しても、



メーカーの『カレールウ』を使っている。



スパイスのブレンドを自分で研究して完成させたものならともかく、



さすがに自慢する気にはなれないのだ...。





でも、まっちゃんは私の作るカレーを評価している...。



嬉しくもあり...ちょっと複雑な感じである。






実は数年前に、ある常連さんにカレーをご馳走したことがあったが、



その人も...別の日に...



「マスターのカレーが食べたい!」

と、不意に言われたことがある...。




実に、複雑な気分だった...。








まあ、なにはともあれカレーを作った。



変な習慣だが、年に1回のペースで作ってる。



それもだいたい今頃。






なぜかと言うと...。



私のカレーは玉葱はもとろんのこと、



茄子をたくさん使うからだ。




そう、茄子の旬は夏だからね!







今年はさほどでもないが、去年や一昨年は、だいたい




7〜8リットルくらいの量を作ってた。




一般家庭では考えられない量だな!



自分でもバカだと思う...



そこに入るのは、


  • 鶏肉(モモ・ムネ)  1kg
  • 鶏肉(手羽中骨付き) 500g
  • 玉ネギ       中4〜5個
  • 茄子        8〜10個
  • しめじ       3〜4パック
  • ニンニク      一塊(6〜8片)

くらいかな?



そう、フツーの鍋では無理です。



店にある一番大きな鍋、10リットル鍋で煮込みます。



変った材料といえば、


ポン酢


を加えています。


酸味がふくよかな旨みを演出し、後味をよくする気がします。




他には豆板醤や赤味噌など、



フツーの神経の持ち主なら使わないようなものも入れちゃいます。



メーカーのカレールウを使うといっても、



分量などは完全に無視!!!!



味見をしながら、行き当たりばったりの材料をぶち込み仕上げていきます。





そう、めっちゃイイカゲンです!




でも、出来上がりはいつもだいたい同じ味なんです。



妙ですね〜。



変な才能かもしれません...。






で、どんな仕上がりかと言うと...。



鳥の骨と、20〜30%のしめじ以外は



形のあるものはありません!!!!




基本的に私は、



具のゴチャゴチャしたカレーはダメーッ!!!!



なんです。



そして、スープのようにサラサラしてます。





なんか、書きながら思ったんですが、



結構こだわってますね...。



『たこ味焼』よりこだわってたりして!!!!








そんな感じです。



それが普段なんですが、今年はその半分くらいの量でした。



それが災いしたのか、ちょっとポン酢を入れすぎたのか、



エグイ味になってしまいました...。



かなり修正して、なんとか味をととのえましたが、




気に入らない味です...



失敗作です!!!!




でも、半分とはいえ、



大量ですよ!!!!



捨てるわけにもいかず、とりあえず冷めたものを冷蔵庫に入れておきました。




そして2日後...コンロにのせ味見をすると...




エグ味が消え、『まろやか・ふくよか』な味がします。


こういうタイプの料理は寝かせるとよくなることはありますが...




これほど変ると、




感激しますね!!!!




料理の不思議さ・奥深さを再認識しました...


ともあれ、



カレー復活!!!!



めでたし・めでたし