奇蹟
15年くらい前、
広島に住んでいる時。
マスターEは社会人の集まる、
テニスサークルの仲間とスキーに出かけてました。
中国地方のことをご存じない方には、
あまり想像できないでしょうけど、
広島と島根県の境あたりには多くのスキー場があります。
もちろん鳥取の大山なんかもそこそこ有名ですが。
ともあれ、
10人くらいで...かな?
その広島-島根の県境あたりのスキー場に日帰りで行きました。
ところで、
マスターEはとくにスキーは上手くないです。
っというか...
そんなに経験値がないだけなんですがね...。
そんなレベルですから、
上級者向けのゲレンデなんか行ったら、
派手にコケまくりますっ!!!!
スキーは外れまくり、
滑った距離より、
コケてずり落ちた距離の方が長いと感じるくらいでした。
「...。」
まったく...
どうして上級者である仲間は...
素人に毛が生えた程度の者を...
あーいった場所に...
連れて行きたがるんでしょうかねぇ〜っ!!!!
きっと普段、
テニスを教えているマスターEに対する、
復習なんでしょう。
さてさて...
話は戻りますが、
その上級者コースを降りた頃、
時間は昼食時。
仲間たちと合流し、
レストハウスでカレーを食べていたところ...
仲間の1人の女の子が話し出しました。
「コレ落し物なんだけど、どこに持っていけばいいかな?」
っと、
手に持っていたのは、
"キーホルダー"
って...
えっ!!!!
それっ!
マスターEのやないですかいなぁーっ!!!!
そうです、
紛れもなくマスターEのキーホルダーでした。
上級者コースで、
コケまくっていたときに落したんでしょう。
その女の子はマスターEと一緒に行動してなかったのですが、
マスターEが通過した後に、
上級者コースを滑ったらしく。
その時に拾ったそうです。
なんという偶然。
そして強運。
もし見つけられていなかったら、
大変なことになっていたでしょう。
しかも別行動していた仲間の手に...
雪だらけの山の斜面で...
奇蹟ですよ。