マテッ!!!! - 4
しかし変な感じです。
だって...
鍬(くわ)持って浜に出るんですからっ!
マテ貝獲りのシチュエーションだから当たり前みたいですが、
これが他の干潟であれば、
間違いなく指さされてます。
んでっ。
現場には我々の他には...
2人...
ほぼ貸切状態。
- 木曜日
- 前日の天気予報は雨
- 潮が満ちつつある
っということを考慮してもスゴイッ!
入り口の管理者のオジサンにオススメの場所を聞き、
すぐさま漁を開始しました。
『マテ貝はもう難しい』
っという情報もなんのその...
マスターEは鍬で砂の表面を約5cmくらい平に掘り進めました。
マテ貝獲りは鍬で砂の表面を平に掘り、貝の潜む穴を発見し、その穴に塩を振ります。
諸説あるようですが、マテ貝はそうすると穴から出てくるのです。
そこでグワシッっと捕まえるのです。
するとどうでしょう。
穴はたくさん見つかります。
って言うか...
掘る前から穴はいっぱいあります。
ただその穴...
ほぼ真ん丸。
実はマテ貝の穴は、
楕円や四角に見えるものらしいです。
つまりその丸い穴は、
カニさんです。
実際カニが見えてたりします...。
それでも、大きめでちょっと微妙な形の穴に、
まっちゃんがセッセと塩を振ります。
しばらくジィ〜ッと注目するまっちゃん&マスターE...。
しかし反応はナッシングッ!
だってカニだったらそもそも塩振っても関係ないですし...。
なのでまた別の所を掘り進めるマスターE。
そして塩を振るまっちゃん。
再びジィ〜ッと注目するまっちゃん&マスターE...。
『シ〜ンッ』
ただ、波の音だけが繰り返しやってきます。
また掘るマスターE...
また塩振るまっちゃん...
(ただ...だんだん塩の量が増えてます...)
『シ〜ンッ』
そして...波の音...。
こんなことがしばらくつづきました。
ところで賢明な皆様ならお分かりでしょう。
疲れるんじゃ〜っ!!!!
マテ貝おらんのやったら...
ただのノラ仕事やんけぇ〜っ!!!!
ひたすら意味の無い作業です...
まるで...
『賽の河原』
まっちゃんにいたっては...
妖怪『塩振り女』
時間かけて...
交通費かけて...
干潟で砂堀りと塩振り...
なんやっちゅうねんなぁ〜っ!!!!