凹む検査-5
「はぁ〜っ...。」
しかし...
検査そのものなら覚悟はしていたのですが、
その前の準備が...
こんなにも辛いものとは思いませんでしたっ!!!!
人間誰しも、
予想のできることには心の準備ができるものの、
突然にやって来ることには弱く、
とても脆いものですっ!!!!
マスターE...
直面する不測の事態には強いつもりでしたが...
長い時間継続されるのは別の問題ですっ!
こんなの...
右からやってきても...
とても左に受け流せまっせんっ!!!!
でもなんとか検査前準備は完了しました。
ではとうとう本番です。
ベッドに横たわり、
そのまま横に向いたままの姿勢。
あっ!
そう言えば確か...
腸の動きを沈静化するための注射をうったかな?
薬も飲んだ気がする。
まあいいか...?
そうしているうちに...
ぬぅんもっ!
「ああああああぁぁぁぁぁぁ...。」
初めての経験が...感覚が...
マスターEのお尻にやって来ました...。
んふぁ〜っ...
くふわぁ〜っ...
「...。」
なんて...
ウソじゃーっ!!!!
単純に...
ただ単純に...
なんか違和感があるだけでっすっ!!!!
そして、時折...
カメラの先端か屈曲部が、
腸壁にぶつかり...
抵抗不可能な自分の身体を、
悲しく見守るだけですっ!!!!
とにかく、
腸の中をグリグリかき回されるのは...
とにかく強い違和感...。
腸の壁が強めに押されるときは、
いやぁ〜な感覚としか言いようがありません...。
やがて大腸をほぼ一周。
盲腸付近に到達しました。
という事は...
下腹部の中に検査用カメラが、
『?』
クエスチョンマークの形になっていることになります。
不思議なものです...。
そんな時...マスターEは思いました...。
そのタイミングで大きな地震でもあったら...
「カメラ抜かないまま建物の外に逃げるんやろか?」
なんて...。
さて、
検査の結果といえば、
問題なしっ!
比較的大腸内もキレイだそうな...。
そして思っていたよりも検査そのものは痛みもないものでした。
後で看護士さんに聞いたところ、
かなり腕のいい医者が担当してくれたそうです。
ブラボーッ!!!!
ついてました。
でも...
やっぱり検査の準備が...
辛かったなぁ〜っ...。