BROGLD MASTER 伊勢屋の非大人的アレコレ

おそらく、読んだ人の役には立たない内容ばかりです。

硫酸

ある方から、


「先日の次亜塩素酸ナトリウムの話が面白かったです。」

というメールをいただきました。


その中には、



「マスターEさんって、そういう知識もあってステキですねっ!」

とも...。





ステキ...。


ステキ...。



ステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキステキ







キャーッ!!!!










マンモスウレピーッツ!!!!






















マスターE...そういうことに対しては、



真っ直ぐ疑わず信じるという、






都合のいい性格ですからっ!









調子に乗ってもう一つ書きまっしょう!



































っと言う訳で...


今夜は硫酸についてお話しましょう。












まずは硫酸。



言わずと知れた強酸性の薬品です。



その名を聞けば、



危ないものっ!

という風に思われる方は多いと思います。





確かに中学生の頃、


理科の実験で鉛を溶かす実験などをして、


その性質の強烈さを知りました。



人にかかったらどうなるんだろう?

なんて思ったものです。







しかしこの硫酸。







本当に怖いのは『濃硫酸』と呼ばれるもの。


『98硫酸』なんて言われたりもします。


そう濃度が98%のもののことを言います。




これは本当に危ないもの。


化学的に見て、


非常に不安定な薬品です。


不安定と言う事は、つまり、




他の物質を腐食...つまり『溶かす』ということです。




鉛・鉄はもちろん、


一部のものを除き、


ほとんどの金属は溶けちゃいます。




もちろん人皮膚も大変なことになります。







ところが面白いことに、


濃度が100%になると、


例えばステンレスを入れても溶けません。




それは先ほどもちょっと触れましたが、


化学的に安定しているからです。




しっかり積み上げた石垣のようなものです。


隙間のない間は心配ないものの、


最下部の一つが外れたら、




全体が崩れてしまうようなものです。









ちょっと話が逸れましたが、


この硫酸。


一般の工場などでは、


多くの場合70%溶液として使用されていることが多いようです。




70%


って聞けば結構高い濃度だから怖い


と思われるかも知れませんが、


実はそれほど危険なものではありません。


極普通によく使われている薬品なんです。




その使われ方は様々ですが、


皆さんが意外に思う使われ方としては...




PH調整用

としての使われ方ではないでしょうか?







マスターEが係わったものとしては、


主に工業排水に関するものです。






つまり、工場で使った水を川や海に流す場合、


汚れや有害物質を取り除くのはもちろんのこと、




酸性やアルカリ性に偏ったものではいけない!



ほぼ(ここではこう言っておきます)中性



にして排出しなければならない。






という法規制があるのです。










だから、工場によっては、



その生産物を作る際にアルカリ性になった水を


酸性の硫酸を加えて中和する

という作業に使われるということになります。









ということは...そうです...








皆さんが怖い怖いと思っている硫酸を、


工場は排水に混ぜて川に流す


ということをしているわけです。











またまたビックリするかもしれませんが、


山間部にドライブ、


川沿いの道。




「あぁ〜っ、キレイな水だな〜っ!」


なんて言って、バーベキューなんかしている川があったとします。


でもその上流にも、


工場って結構あるものなんですよ...。




特にし尿処理場なんか多いパターンです。



なぜかというと...


民家の多い場所では建設させてくれないからです。



そういう施設は、


皆さんが驚くほど山の中にあったりしますから、



しっかり調べてからキャンプに出かけたほうがいいかもしれません。










またまた話を戻しますが、



このPH調整用で使用される薬品としては...



硫酸はもっともポピュラーなものなのです!






では、何故硫酸がポピュラーなのでしょうか?


その理由は、




安い薬品だからです。






結局はそういうことなんですね〜っ...。



















一見、


美しい川の水...。











でも、それは...


透明度が高いだけかも知れません...。


確かに硫酸くらいは問題ないようですが、


農薬をはじめ、不法投棄物などから出てくる


汚染物質は...



たっぷりあるかもしれませんね...。










余談ですが、


硫酸は主に金属を溶かしますが、


人体、


まりたんぱく質を溶かすのは、


塩酸の方が強いのです。



だから、胃液の主成分は塩酸です。




人にとっては、硫酸より塩酸の方が恐ろしい薬品です。








事実、塩酸は、



35%のものでも怖いですよ!



35%のものでも...



空気に触れると...



モワ〜ァっと不気味な白い煙を出します...。






見るからに怖いものでした...。